2020年11月活動報告
11月14日(土)いつもの白浜養護学校の染色室ではなく、藤沢駅北口の蔵まえギャラリーをお借りしての活動でした。参加の方はすなやま園の先生が3名、それに作品提供だけでしたが白浜養護の川島先生と田口です。ちょっと寂しかったのですが、コロナ禍の中いたしかたないと思いました。活動内容はそれぞれの活動の様子と主に白浜養護学校中学部の「お花紙アート」、すなやま園の各年令のこどもたちの作品をたくさん見せていただきました。その作品の写真とコメントを載せますのでごらんください。
お花紙アート・・・・白浜養護学校中学部作品。見通しがわかるように工夫しています。
すなやま園2歳児・・・・かたつむり・とんぼ・雨だれ ぐるぐるができてきています。
すなやま園3歳児・・・・どんぐりころころ・段ボールスタンプ・保育発表会・新聞紙きのこ
すなやま園4歳児・・・ホタルを見たよ・工事のところ・みかん・セイダカアワダチソウ
白浜養護学校中学部
分かりやすく見通しが持てる題材。
お花紙を丸めて、丸い輪の中に花紙と同じ色の絵の具を塗り、その中にギュギュっと言いながら詰めるよう促す。徐々に並びなどのデザインを選んだりした。離席もなく、皆に作品を褒められて笑顔がみられた。
すなやま園
2歳から5歳までの作品を見せていただき、その成長が感じられた。海浜公園で見た植物や虫などを飼育して自然に親しんでいる。保護者の協力でホタルを見た時や工事現場の様子に驚いたりしたことが表現されている。年齢があがると教師の思いをくんでしまうのか色や形が自分のものになっていない子もいる。
もう少し詳しい説明は
LINE「湘南絵の会」にアップしてあります。
2019年の活動の様子
2019年度も白浜養護学校の教室を借りて月一度の定例会を続けてきました。
下記には4月から2020年2月までのしらはまアートくらぶのお知らせをのせましたので 興味あるところからごらんください。2月から現在まで活動はコロナ感染防止のため休止しています。
学校の施設なのでいろいろ便利に使わせていただけるのがうれしいです。くらぶで使う紙や絵の具などの消耗品は実費(100~300円くらい)で用意するので手ぶらで参加していただけます。 平日の放課後ということで大変忙しい先生も多く、なかなか継続して来られるのが難しい現状です。たまの参加でも大丈夫なテーマを選んで実践したり、悩みを語り合ったりしました。始める前にはお茶やお菓子でほっと一息ついてリラックスできる時間を過ごしました。このお知らせは毎回白浜養護学校の職員100名に配布して実技の情報を提供して、参加できない方にも見ていただきました。
2019 ~4月のおしらせ~
♡今年度もアートくらぶをよろしくお願いします♡
白浜アートくらぶは、図工美術の自主的な研究会です。毎月1回(平日の5時半~)の開催を目指しています。実技を中心に図工美術の授業実践について交流し合っています。美術に興味がある方はどなたでもお気軽にご参加ください。お茶とお菓子を用意してお待ちしています。2時間位を目安にしていますが、ご都合に合わせてご参加ください。途中で帰られても途中から参加されてもOKです。
今月は、大きな紙に参加の皆さんで共同制作してみたいと思います。白浜の子どもが行為しやすく興味が持てる描具をご一緒に考えてみたいと思います。
~参加費(材料費・菓子代)100円です~
4月24日(水)17:30~染色室
実技:みんなで描こう!<大きな紙に色々な描具で共同制作してみよう>
♣テーブル一杯、ついたて一杯に和紙を貼っておきますね。
♣クラスの子ども達になったつもりで落書きを楽しんでみましょう。
2019 ~5月のおしらせ~
♡運動会お疲れ様でした♡
先月のアートくらぶでは『みんなで描こう!』というタイトルで実技をやりました。参加者の皆さんには、児童生徒になったつもりで色々な描具を試してもらいました。テーブル全部がキャンバス、ついたて全部がキャンバスという設定にして(ロール和紙を貼りました)好きな場所に好きなだけ落書きを楽しんでみました。むしったスポンジを握ってポンポンしたり、雑巾を巻いてガムテープで留めた雑巾筆を動かしたり、絵の具の付いたテニスボールを転がし合ったり、たこ糸を巻いたスタンプやローラーで模様を付けたり・・・筆が使いにくい人にも楽しめそうなチャレンジをしてみました。さっそく授業で使ってみて生徒が楽しめたと、参加した先生から嬉しい報告も聞かせていただきました。(新しい絵の会夏の全国研究大会で川島先生が発表しました。)
今月のアートクラブの実技は『貼るアート』というテーマでやってみます。のり付け等の行為がむずかしい人にはどのような参加方法があるのか?・・・ご一緒に考えたいと思います。皆さんのご参加をお待ちしています。~カンパ(材料費・菓子代)100円です~
5月29日(水)17:30~染色室 実 技 :貼るアート
<貼る材料や接着方法を色々試してみよう>
2019 ~6月のおしらせ~
先月のアートくらぶでは『貼るアート』と題して、貼る行為に関わってどんなことが出来るのか、参加者の皆さんと色々試してみました。以下のような物を用意してみました。
① 貼る材料・・・色画用紙、広告紙、お花紙、毛糸、シュレッターゴミ(色画用紙を使用)、 折り染めした和紙(丸めるだけで折り染めできます)←ちぎって使う
② 接着する材料・・・ヤマトのり、スティックのり、液状のり、スプレーのり、貼っては
がせるスプレーのり←これは色々と役に立ちます
~参加者の皆さん作品づくりに熱中、たくさんのアイデアがうまれていました!~
今月のアートクラブの実技は『スチレン版画』をやってみます。白浜でもこれまでにたくさん取り組まれてきた凹版画です。スチレンボードは版の彫りという点で白浜の多くの子ども達も取り組み易いですね。尖った物の先で軽く力を加えるだけで凹ができ、版となります。皆さんのご参加をお待ちしています。~カンパ(材料費・菓子代)100円です~
6月26日(水)18:00~染色室 実 技 :スチレン版画
<スチレンボードでかんたん版作り>
講師:三嶋眞人(元白浜職員)~図工美術教育研究団体「新しい絵の会」事務局長~
2019. ~7月のおしらせ~
先月のアートくらぶでは『スチレン版画』を参加者の皆さんと色々試してみました。
① 版画に使えるスチレンボードは今、100均でも売っています。
② 細かい目の紙やすりでスチレンボードの表面を磨いておくとインクの付きがよい。
③ 鉛筆でもクッキーの型でも何でも尖った物で力を加えれば簡単に凹み版の出来上り。
④ 版画用インクはベットリ付けないで。白インクをざっくり混ぜるとうつくしい色に。
⑤ 同じ版で位置を変え2回(色も変えます)刷ると素敵な効果が・・・
⑥ 黒い紙で刷ると描いた(凹ませた)線が黒くなる! ~講師の三嶋さんが伝えたこと~
今月のアートクラブの実技は『陶芸』です。工芸班のノウハウもふくめ室岡さんが作陶のコツをお伝えします。また、子ども達の感覚を想像して粘土で遊んでみましょう。手や道具を使ってどんな遊びができるでしょう?陶芸用粘土は土に近い感触で癒やされますよ♪
皆さんのご参加をお待ちしています。~参加費(粘土代・菓子代)300円です~
7月17日(水)17:30~陶芸室 実 技 :陶芸(粘土成形:お皿やカップ等)
講師:高等部 室岡さん
<陶芸用粘土の感触を楽しみ土で遊んでみよう>
(いろいろな版画に挑戦)
絵の会では取り組みやすいいろいろな版画を紹介しています。その一つのスチレンボード版画を皆さんで取り組んでみました。 スチレンボードは安価で幼児でも簡単にボールペンなどで版ができるので、素材として用意しておくといいですね。また紙に汚れがつかない別に工夫された版画台も利用て印刷してみました。児童生徒が印刷時にあちこち汚さないで綺麗な作品を作ることができるので、
皆さんにも好評でした。
2019 ~9月のおしらせ~
■ろくろや型を使わずに手で作陶する方法(手びねり)
①「玉づくり」=丸くした粘土を両手の親指を使って凹みを作りながら器を成形します。②「ひもづくり」=粘土で作ったひもを、ヘビがとぐろを巻くように重ねていきカップ等 をつくります。輪を作って重ねるやり方もありますね。
③「板づくり」=うどん打ちのようにして延ばした粘土を方形や円形に切って貼り合わせ、四角い器やマグカップ等をつくります(接着剤は水で溶かしたどろどろ粘土=どべ)
④白浜バージョンとしては、ギュッとにぎるだけの「箸置き」やトイレットペーパーの芯に平たい粘土を巻き付けて作る「一輪挿し」等も考えられますね。
今月のアートクラブの実技は『陶芸~釉がけ』です。前回作陶したものは素焼きしてありますので、釉薬をかけて本焼きしましょう。作陶した物がない方は、工芸班で作った皿を使って釉がけ体験をしてみてください。皆さんのご参加をお待ちしています。
~参加費(粘土代・菓子代)100円です~
9月11日(水)17:30~陶芸室
実技:今回も陶芸(釉薬がけ体験)
(陶芸に挑戦)
白浜養護学校の陶芸室をお借りして 陶芸に挑戦しました。
初めて陶芸に取り組む養護学校の生徒さんを対象にした手順表を使って、基本的な紐作り、板作りなど練習した後、それぞれ コーヒーカップを作ってみました。 乾燥後校内にある焼きガマで素焼きし、その後の例会でいろいろな釉薬をかけました。なかなか自分では取り組みにくい課題ですが、手を使った時の感触や焼き上がりの釉薬の変化の面白さなど毎年人気の会です。
2019 ~10月のおしらせ~
◆陶芸:素焼き→本焼きまでのことで・・・◆~アートくらぶでは、7月・9月と陶芸の実技をやりました~
・作品は素焼きの後80%くらいに縮む→粘土を作陶する時少し大きめに作りましょう
・釉薬は溶けて流れ落ち、作品と窯の棚板を接着してしまう事がある→釉薬は分厚く付けない事と、釉薬がけの前に撥水剤を作品の底と立ち上がり部分に塗っておく事が大事で、さらに底に付いた釉薬は拭き取っておく必要があります。
・釉薬をかけたのに窯出しすると発色が弱い時がある→釉薬には適切な濃度があります。また、釉薬はすぐ沈殿していくので使う直前にもかき混ぜたほうがよいです。
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今月のアートクラブの実技は『作品展示の工夫』です。白浜祭等、これから作品を展示する機会が増えます。子ども達が創った作品、展示の工夫でより輝かせたいですね。卒業生のストック作品を使い、作品にあった台紙選び等を参加の皆さんと試したいと思います。
~参加費(材料費・菓子代)100円です~
10月30日(水)17:30~染色室 実 技 :作品展示の工夫
~ストック作品を台紙に貼ってみよう~
2019♡白浜祭おつかれさまでした♡ ~11月のおしらせ~
◆作品展示のこと・・・◆~アートくらぶでは、先月「作品展示」について考えてみました~
・すてきな子ども達のステキな作品、素敵に展示したいものですね。
・作品が引き立つように台紙に貼りますが、台紙の色には注意が必要です。鮮やかな色画用紙を使ってしまうとそちらに目が行ってしまい引き立て役が主役という逆転が起きます。 一概には言えませんが、台紙はハーフトーンの渋めな色がよいでしょう。紺色は無難ですが、もっと作品が素敵に見える色をさがせたらステキなことでしょう。
・時間があれば2重の台紙(枠)の中に作品を入れると味わいがさらにアップしますよ。
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今月の実技は『ゼンタングル』です。ゼンタングルは簡単なパターンを繰り返し描いて作品を完成させるアートメソッドです。(2004年アメリカ生まれ)失敗のないアートとしてもリラクゼーション方法としても人気があり、ハンディを持つ人も含め多くの人が楽しんでいるそうです。 ~参加費(材料費・菓子代)100円です~
11月26日(火)17:30~染色室 実技:ゼンタングル模様
~授業で実践された作品もよかったらみせて下さい~
2019 ~12月のおしらせ~
◆ゼンタングルのこと・・・◆~先月「ゼンタングル」の実技をやってみました~
・フリーハンドで描いた四角の中を線でいくつかの領域に分割します。
・1つの領域に簡単なパターン模様を1つ選んで繰り返し描きます。
・次の領域にはまた違うパターンを選んでその領域を埋めていきます。
・描いているとなんか楽しい!気持ちが落ち着く!・・・参加者の感想。
・選んだパターンでオリジナル模様が・・・自分がデザイナーになった気分。上下左右は関係なくステキなデザインの完成。出来た感があります。失敗がないのがゼンタングルです。
パターンの本は本屋さんあります。白浜バージョンで授業でも出来ると思いますよ!
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今月の実技は『墨であそぼう』です。墨というと習字の黒い字のイメージが強いかもしれません。水墨画というのがあります。無限のバリエーションでできたモノトーンの世界です。
墨絵のバリエーションは白(紙の色)→黒まで無限です。ごく薄い墨から始めましょう。墨の可能性に気づけると思います。 ~参加費(材料費・菓子代)100円です~
12月17日(火)17:30~染色室
実技:墨であそぼう
2020 ~1月のおしらせ~
◇◆墨のこと◇◆◇~先月「墨であそぼう」の実技を参加者の皆さんとやってみました~
・墨は菜種油やごま油の油煙や松煙から採取した煤(すす)を香料と膠(にかわ)で練り固めたもの。煤の種類で黒いながらも色味が違う。松の煤→青墨 油煙の煤→茶墨
・墨を擦るといいますが、最初は水がほんの少し墨色に染まります。作品には淡墨の美しさも生かしてほしいものです。淡墨→中墨→濃墨のバリエーション、素敵ですよ!
・墨は絵具に比べ粒子がとても細かいので、一旦筆を浸けたら伸びが良いし、その人のかすかな力加減を紙に伝えてくれます。ビー玉を浸けても素敵なコロコロアートになりますね。
・水墨画というのは、墨の濃淡、滲みとかすれ、画面構成の疎密で出来上がっています。
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今月の実技は『石に描く』です。アクリル絵具で石に描く素敵な立体アートはいかがでしょう?白浜の子どもたちが楽しめるような手立てを、参加者の皆さんと考えてみたいと思います。講師は元白浜職員で、地域のアート支援活動をしている三嶋眞人先生です。皆さんのご参加をお待ちしています。~カンパ(材料費・菓子代)100円です~
1月22日(水)17:30~染色室 実技:石ころに描く 講師:三嶋眞人さん
~ペーパーウエイトにも使える立体アート~
2020.2.~2月のおしらせ~
◇◆石ころアート◇◆◇~先月「石ころに描く」の実技を参加者の皆さんとやってみました~
河原でとれた石ころを、講師の三嶋先生が持ってきてくださいました。白浜にあるアクリル系絵の具で
描きました。石ころの感じとは全く違うステキなオブジェができました。
石を2つに割った断面にも描くと、パカッと開けて楽しい絵が飛び出してきました。
| シールを貼ってから刷毛で色を塗り、後でシールを剥がすと楽しい模様も出来ました。
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今月の実技は『サンドペーパーに描く』です。いわゆる紙やすりです。やすりの表面は細かいサンド(砂)
の凹凸で出来ていますね。その凹凸に色えんぴつやクレヨンの色が入り込んで、味わいのある画面になり
ます。耐水ペーパーのグレーで硬質な質感が、描かれたものを引き立てています。ご参加をお待ちしています。
~カンパ(材料費・菓子代)100円です~
2月26日(水)17:30~染色室
実技:サンドペーパーに描く 講師:三嶋眞人さん
- ~耐水ペーパーアート・・・描きたいモチーフがあれば持ち下さい~